「森と生きる」 片田好美 水彩画展 その1

八ヶ岳美術館で開催されている「片田好美水彩画展 森と生きる」に行ってきました。


katada poster



私たちは、自然が好きで20年前に八ヶ岳南麓の大井ヶ森に山荘を建てて、週末に通っていました。原村にも何回か行っていましたが、原村の近くにこんな美術館があったなんて知りませんでした。



八ヶ岳美術館を空から見た写真です。



bijyutukan[1]



形がとてもユニークです。設計は日生劇場や、箱根プリンス、迎賓館の改修などで知られる村野藤吾です。まるでポンデリングのように森の中に球体が連結しています。



内部はこんな感じです。常設の彫刻や原村から出土した土器が展示されています。



yatsubi 3



この美術館はフランスのブルーデルに師事した原村出身の彫刻家、清水多嘉示の彫刻を展示するために作られたので、たてものの線が直線でない、彫刻が映える美術館を目指したそうです。



「片田好美 水彩画展展」は野鳥が好きな方、自然が好きな方だったら、もう夢中になる展覧会です。ポスターではアカゲラだけですが、会場にはこの5年間の間に片田さんが描かれた80点以上の鳥たちが春夏、秋冬と2部屋に分かれて展示されています。帰ってから記憶をたどって何種類いたか数えましたが、55種類まで思い出せました。実際はそれ以上です。



それぞれの鳥が美しい木や花とともに描かれています。



オオルリとバイカウツギ  とか  (作品は絵葉書にもなっていてショップで買えます)



katada ooruri



ホオアカとユウスゲ   とか



katada hooaka



写真では細かいところが分かりませんが、鳥も花も細部までとても繊細に美しい色で描かれています。鳥の絵は、まず目を先に描くそうです。そこに旅情が現れていたら大丈夫と先に筆をすすめるそうです。



なにしろ、本当にたくさんの鳥がいました。そのどれもがとてもかわいく、自然の中で生き生きしています。



そしてさらによかったのが、絵にそえられた文章です。その鳥との出会いやエピソードが書かれていて、これは普段鳥をよく見ている人にしか書けない文です。2000年から蓼科の森に住んで日々自然と対峙して生活している中から生まれた珠玉の言葉たちです。



片田さんご自身が会場にいらしてお話を伺うことが出来ました。



それぞれの植物の向こうに森がみえて地球が見えて、その環境を守ることの大切さを伝えたいとおっしゃいます。



美しい鳥よりも、地味な、けなげな鳥をついつい一生懸命描いてしまうともおっしゃっていました。



絵と文があまりによかったので、ぜひ書籍化してほしいとお願いしました。



小柄でこんなに華奢な体のどこからと思うくらい、バイタリティと自然への愛にあふれた先生でした。会期中は土日の午後ならいらっしゃることが多いようですよ。


katada 2

コメント

可愛い!

あるばとろすさま
本当にかわいい鳥たちです。あるばとろすさんが夢中になるのもよくわかります。手のひらに収まりそうで、でもすぐに飛んでいってしまいそう。お二人の笑顔も素敵です。鳥を好きな人のお人柄が出ています。マグカップも素晴らしいです。ああいうカップでカフェオーレを飲むと朝から元気が出そうです。

自然

紫苑さん コメントありがとうございます。本当に片田先生の絵は私達が愛してやまない自然への憧憬がそのまま描写されています。自然の中のいち動物として、この動物、この鳥のそばにいたいという気持にさせます。なかなか絵だけでこのような気持ちにさせるのは少ないと思います。

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プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。外資系企業で秘書や通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。30年以上のバードウォッチャーです。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。コメント大歓迎です。コメント投稿欄のパスワードは後からご自分で削除する時に必要なもので、なんでもいいです。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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