富田染工芸 - 紺屋めぐり 2017


新宿区にある染織12業種、22工房を期間中見学できる「紺屋めぐり」に行ってきました。



東京の伝統工芸品、東京染小紋を作られている「富田染工芸」さんです。



山手線の大塚駅から、レトロな都電荒川線に乗ります。「東京さくらトラム」という愛称が決まったそうです。



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「面影橋」という名前の停車場で降ります。



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この橋で神田川を渡って右に進んだところにありました。



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暖簾をくぐると、7メートルほどの板がたくさん並んでいました。 型紙を置いて、染色と糊の塗布をしたり、更紗を染める作業場です。



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これは、もちごめと米ぬかを混ぜた糊です。長板に張った白生地の上に型紙をのせ、ヘラを使って糊を置いていきます。



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こちらは染料を混ぜた糊で、地色を染めるのに使います。



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こちらは機械で地色をそめる、「しごき」というものです。とても古いですが今も現役だそうです。



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手作業で地色を染める時も、しごきで地色を染める時も、糊を置いた後に布全体におがくずを撒きます。糊どうしがくっつくのを防ぐためです。



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おがくずは、昔は木造建築が多かったのでただで手に入りましたが、今はバケツ一杯で5000円だそうです!



色を定着させるために蒸し箱と呼ばれる小屋に入れます。90~100℃で20分ほど蒸すそうです。



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最後は洗いです。昔は神田川やこの機械の手前の水槽で洗ったりしていましたが腰をやられてしまうので、今はこの機械を使っているそうです。ベルトコンベヤーのようにあちらの端から糊やおがくずのついた布を入れて、途中にシャワーがあり、こちらの端から出てきます。これを3回ほど繰り返すそうです。



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このような美しい小紋ができます。若草色はカニ、ピンクはエビ、右端はハサミです。悪いものを断ち切るので縁起がよいそうです。



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こちらの棚には2万以上の型紙が保存されているそうです。



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更紗も作られています。


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これらの刷毛を使うそうですよ。



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うーん、素晴らしかったです!今回は体験ではなく、ただ施設を見学させていただいただけですが、それだけでも十分見ごたえがありました。とてもよいと思ったことは、ベテランの方がいらっしゃる中に、若いお嬢さんや若者が熱心に働いてらっしゃったことです。皆さんとてもすてきでした。



きもの友達のCさんとカンカンさんも参加してくださいました。



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私のこの日のコーデは、叔母からいただいた内田秀一の江戸小紋に自由が丘「和衣布」で買った、洛風林の袋帯です。



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伝統工芸品の職人さんにお会いするのはとても楽しいです。

コメント

紺屋めぐり

ものすごく手のこんだ江戸小紋👘 紺屋さん訪問にピッタリですね。 Cさんもしっとりと素敵なコーデ💕 お二人共秋の日差しに映えて美しい✨ カンカンさんのお着物姿が見られなかったのが残念です。

あ〜、行きたかったなぁ〜😢 ギックリ腰が恨めしいです〜😂
来週の西エリアには是非行きたい。
ギックリ腰体操頑張って治さなくては❣️

きれいな光で後光が、

あるばとろす様
おっ!
いいですね。いつもと、ちと着付けがちがうかな?
柔らか物も素敵です。
行き方も詳しくかいてくださったので一人でもいけそうです。
行ってみたいな。
江戸小紋、まだ女子の気持ちにさせてくれる着物ですう。

やわらかもん^^

アルバねーさん、こんにちは♪
このスクエアなトゥは先日の「一脇さん草履」ですね。

あたすも是非欲しいと思いましたが、やはりそんな予算も余裕もなくグッと堪えることにしました(涙

欲しい物は買うな、必要な物だけ買え。というのが
ジサマのポリシー(その割に要らんもの買っておましたがppp)

おがくず5000円!ギョギョギョ(驚)
昔は農家や牛飼いの人がもらいに来てくれてましたがアニキの代になってから
産廃扱いで 大きな袋へ詰めては処分料を払ってました。
外で燃やすと消防がうるさいし通報されちゃうし。

こちらでは製材機から出る おが屑、プレナ機から出るプレナ屑(かんな屑)の処分に困っております。都会と田舎の格差を感じまする。

富田染工芸

yukamさん はい、おかげさまで充実した工房見学ができました。こちらはイベント期間中以外でも、有料の染体験に申し込めば施設の案内もしてくれるそうですよ。腰を傷めると何もできなくなりますから、しっかり治してくださいね。お大事に!v-344

江戸小紋

栗坊さん コメントありがとうございます!この江戸小紋は日本舞踊にはまり、着物が大好きだった母の姉(叔母)から譲り受けたものです。江戸の粋をあらわした「いわれ小紋」を集めた寄せ小紋なので、当時でもかなり高価であったと思います。拙ブログでアップの写真をあげているので、見てみて下さいね。
http://albatrossyoko.blog.fc2.com/blog-entry-52.html

おがくず

ミケさん コメントありがとうございます!へぇそちらではおがくずが産廃扱いですか!だめもとで富田染工芸に問い合わせてみてはいかがでしょう?03-3987-0701 宮大工の家系の製材所のおがくずが生かされるかもしれまぬぞ!e-68

紺屋めぐり、いいですね。
益々着物にお詳しくなっていきますね😊
江戸小紋に朱赤の帯、何度見てもこの帯は素敵ですね。とっても良くお似合いです👌

木屑

蒸しなどに使う木屑は製材場で出るのとかなり違うと思います
かなり細かくゴミなどは取り除いてあります
私が染色の授業で使っていたものはそうでした

着物三蓮ちゃん

お疲れ様! 2日は素晴らしくいいお天気でしたね。
私も二葉苑とは全然違うので面白かったです。
今度トラムにも乗ってみたいです。紅型も見たいと思っていましたが第2弾の方であったかしらね。
11月に入ってしまうので、仕事帰りにでも寄ってみようかしら。

工房

梨Rinさん ありがとうございます。工房見学や職人さんのお話を聞くと、きものが自分により近づいてくる感じがします。さらに大事に着ようと思うようになります。洛風林の帯の朱は独特ですね。なかなかない色で気に入っています。

おがくず

ゼペットおばさん ありがとうとざいます。ゼペットおばさんもおがくずを使ってらっしゃったのですね。貴重な情報をありがとうございます!

紺屋めぐり

カンカンさん はい、着物三連ちゃんは今日無事終わりました。またブログでご報告しますね!v-290紺屋めぐりの第二弾の方も時間を作っていこうと思います。知らなかったお店にたくさん出会えるので新鮮です。

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プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。外資系企業で秘書や通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。30年以上のバードウォッチャーです。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。コメント大歓迎です。コメント投稿欄のパスワードは後からご自分で削除する時に必要なもので、なんでもいいです。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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