和裁 ぼちぼち始めました~


娘が自立して、畳の部屋を使えるようになったので、和裁ができるよう整えました。彩徳さんや中沢和裁に大変そうなものは頼みましたが、裄直しが必要なすぎおばあさんの着物が10枚以上あります。普段着は自分で直す!というのが目標です。



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ふくおばあさんが遺した針箱を使うようになるとは思ってもみませんでした。きれいな箱です。中の薄い板が分かりません。糸巻でしょうか?ご存知の方、教えていただければありがたく存じます。



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和裁教室には時々行きますが、先生がいったい何を話しているのか理解するために、まず独学で家で単を一枚仕立てようと思っています。たくさん失敗しても全然構わないのです。まちがって直すことで覚えようという魂胆です。左の本は松井扶江先生の「和裁の基本」で丁寧に書かれているのでこれを見て作ってみて、分からないところを和裁の先生に伺う予定です。



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右の本はふくおばあさんが使っていた、吉井ツルエ先生の「吉井式和裁早縫全書」です。昭和39年の本です。吉井先生は東京の大泉学園にあった吉井式和裁早縫学校長だけでなく医学博士でもあり、それまでの和裁方法を見直し、体に負担がない能率的且、合理的でしかも美しい早縫法を提唱したものすごい方です。(最短の記録は袷を3時間以内に仕立てた方がいらっしゃるそうです。)
ネットで調べるとその流れをくむ和裁学校が岐阜にあるようです。



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吉井式の特徴は長針を使うことです。運針について述べたページです。



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これが吉井式の長針です。5㎝以上あります。普通の四の三、四の二と比べると長いのがよくわかります。



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私は従来の中指をまげてする運針が苦手なので、しばらくこの長針を使った方法でやってみようと思います。ネットで調べるとまっすぐな線を長く縫う時は長針が便利で、カーブしたところなどは短針が使いやすいそうです。いろいろ試行錯誤しようと思います。



この長針を使うには針の頭が手のひらにあたるので、針当てを作りました。作り方も本に出ていました。



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糸しごきのページです。和裁の良し悪しは糸しごきが非常に大事だそうです。中沢和裁の前野先生も、縫うのは誰でもできるのよ、糸しごきがむずかしいのよとおっしゃいます。



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はずかしいですが、マイファースト運針です。上の段がチャコペンで線を引かないで待ち針だけ縫った場合で、一番下がチャコペンで線を描き、その上を縫った運針です。(今はしばらく経つと消えるチャコペンとか、アイロンで消えるチャコペンとかすごいですね。)吉井先生は80㎝の布を平縫いで30秒で縫うようにとのことです~。


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老眼なので糸通しがないと、針に糸を通すのにいらいらします。この糸通し器は優れもので愛用しています。



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これは、パッチワークなどで使う簡易版のこてです。ミニアイロンですね。ふくおばあさんが使っていた火鉢であたためる本格的なこてもありますが、これが手軽で助かっています。


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和裁は、縫ったところを隠すため、縫った線の一ミリ上を折り、こてをして落ち着かせる(きせをかける)方法をとりますのでこては必需品です。(こてが入っていた箱をケースに改造しました。)



箪笥にあった古い浴衣地を練習台につかっています。この生地は表裏が分からないので、松井先生の指導の通りの印付けがまず大変でした。縫う作業のところまでたどりつかないのです~。しかたなくガムテープで表裏を書いて貼っています!(雑!)もともと裁縫、手芸が苦手でまったく知識がないので大騒ぎです。(まぁそれも楽しいんですけどね。) 昔の生地なので幅も35㎝しかありません。縫いしろを少なくしたり大変です。



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とりあえず、始動しましたが、始めてあわてたことがあります。座布団に座り、ヘラ台においた生地にいろいろ作業するのですが、「あれ?はさみ、どこへ置いたっけ?」、「あれ?チャコは?」、「あれ?物差しは?」はと、ひどいものでした。作業しながら自分の周りに無造作においた道具が、次に使う時に見つからないのです。「あれ~、あれ~」と始終探している自分の滑稽なこと。中学生でも知っている裁縫の基本を忘れた60代の自分に消え入る気持ちになりました~。



今後のなりゆきはまたご報告しますね。


コメント

探す

あるばとろすさま
さすがに詳しい説明ですね。私もこれから夏に向けて自分でどんどん縫ってみようと思い、浴衣の反物をまとめて購入しました。あれ!はさみは?ものさしは?と探すところは同じで(笑)、一度置くと、すぐに忘れるので、しっかり意識しておくようになりました。それでも夢中になると、ね。楽しみながらゆっくりやっていきましょう。

和裁

始められましたか・・・
運針は無理して早く縫わなくても丁寧にされたらどうでしょう?
数をこなす必要がないのですから
これは私が和裁(人形の着物用)を習っていた時の先生の口癖でした
焦ると曲がって目が揃わ無くなりますよ

「弘法筆を択ばず」ですがヘッポコの私には縫い針だけは良い物の方が縫い易い
京都の「みすや」さんのが縫い易いです
「みすや」の針といってもいろいろあるようで正本家をお勧めします
ちゃんと袋に「印無キモノハ偽セ物」(笑)と書いてあります
物産展などで探してみて

和裁

紫苑さん コメントありがとうございます。裁縫なんて幼稚園の子どもの袋縫以来皆無だったので、かなりハードルが高いです。でも少しは自分で出来るようになりたいな~と淡い希望をいだいております。よろしくお願いします。

和裁

ゼペットおばさん コメントありがとうございます。そうですね、焦らないで一目一目綺麗に縫えるようになれればいいですね。吉井先生の本は3ミリの縫い目が3目で1センチとか具体的で、基礎のところがとても分かりやすいです。長い部分は糸を切らないで糸巻から縫うとか、考えが斬新です。女性を裁縫の大変さから解放しようと意気込みを感じます。京都のみすやさんですね。ぜひ探してみます。

No title

いよいよですか
お裁縫箱が素敵!作業台もきっちり整って始動で
すね。それにしても、あるばとろすさんの物事に正面から真っ直ぐ向き合われる姿勢に、感心します。自分が怠け者だからなおの事、尊敬!

和裁

phenixさん コメントありがとうございます。新しいことに結構突き進むタイプかもしれません!でもある程度やるとトーンダウンすることがあります。吉井先生が本で、初心者は覚えが早く興味を持って取り組むけれど、一度やり方を覚えてしまうと熱意が薄れてしまいがち、そういう時こそ頑張って続けてと書いてありました。言い当てていますね。私こそ怠け者です。楽な方法をいつも探しています。祖母のお針箱が役に立ってよかったです。

がんばって

習うためにまずひとつ縫ってみるという心がけに感心。
おばあ様が本も残してくださっていてよかったですね。
私も運針が苦手で、小学校の家庭科の時とか思い出します。

かわいい布があったので、ある日突然スカートが作りたくなって2日間くらいで夢中になって作ったこともあったけど、洋裁もあまりしなかった私。
編み物が一番好きでした。

手で一針ずつ縫うことってとても素敵なことですね。子ども園でも雑巾をぬったことがありますが、回を重ねるごとに針目がそろってうれしかったです。すごく不器用な私ですので、何でも楽しんでいます。

準備万端整ってこれからいくつのお着物が生まれ変わるのでしょう。
楽しみにしています。

和裁

カンカンさん コメントありがとうございます!ひと針ひと針縫うのを楽しむなんて、私が?と自分でもおかしいくらい信じられません。やはり祖母の着物があり、和裁の道具が目の前にあるということが大きいですね。それと着物の魅力にすでにはまっているので、着物を着たいという気持ちが後押ししてくれるようです。編み物が好きというのも、素敵なことですよ。また報告しますね。

和裁

何事にもまっすぐ突き進むあるばとろすさんの姿勢はほんとうに素晴らしいです。
しかも基礎からきちんとやろうと努力なさるでしょう? そんなところも尊敬してます❣️
私は縫い物も編み物も嫌いではないのですがつい手を抜く努力(?)をしてしまいます😝
なので仕上がりがかなりテキトーな物に、、🤣 よく母や叔母に叱られました。

自分で着物を縫う事で着物がどのように出来ているか良く解かり、また知識が深まりますね。
でも〜、手縫いの長さを考えただけでクラクラしてしまいます〜(*_*)

和裁

yukamさん 本当に私もこのような流れになるとは、とても信じられないのですよ。でも着物の成り立ちがわかると着物の楽しみ方も深まるでしょうね。これまで一般の女性たちがこうして着物を縫っていたのだな~と思いをはせることはとてもうれしい気持ちです。

いずこへ…

日曜日、彩徳さんの記事に対して、またコメントをしてみたのですが、何故か投稿出来ず、コメントもどこかへいってしまいました~(T-T)かなしいっ!

あるばとろすさん、和裁を始められたのですね。私も憧れています!自分で着物の裄とか直せると良いですもんね……実はDVD付の和裁の本、私も持ってます~(笑)!でもあるばとろすさんのブログを見るまで、持ってた事すら忘れてました(苦笑)。

私を着付け教室に誘ってくれた幼稚園のママ友さんは職業訓練校で和裁士さんの修行をされたそうです。飯田橋で開講してるそうで興味があるのですが、息子にダメ❗と言われてるので(幼稚園で延長保育をお願いしないと受けられない時間帯なので。)息子が私から離れられるようになったら行きたいなぁ~と思っています……いつになるかな~(´ 3`)

私も一番着たい母の着物は、母が非常に小柄な人のために直さないと着れないので彩徳さんにお直しをお願いしました。でもお金がかかるので正直大変です!

話は変わって、フランス語は昔NHKで知花くららさんがナビゲーターをされていたフランス語講座が大好きで、それを何度も何度も見ている……という程度の勉強の仕方です(笑)。あるばとろすさんのフランス語の記事は私にはレベルが高すぎて付いていけてませんが、楽しく拝見させてもらっています♪相撲をフランス語で紹介している記事があり、興味深かったです!と言うのも、私は相撲も大好きなので、あるばとろすさんも相撲が好きだったりするのかしら⁉と思いながら拝見させて頂きました!

また楽しみにしています(^^)

No title

ご無沙汰しておりました(^^)
私も和裁初心者です。4枚目の単衣を製作中ですが、忙しくなってしまい、なかなか仕上がりません。悲し~。以前、刺し子をしていたので、私も長い針でやらせてもらってます。刺し子用の指ぬき、割と便利ですよ。

着物の楽しみ

あるばとろすさま
お直しだけではなく、仕立てまで挑戦なさるとは。
ものすごいスピードで、着物の世界をご自分のものにされて居られますね。
その探求心、脱帽です。

若かりし頃、私も和裁に挑戦をしてみたこともありました。しかし、最初のハードルが、、、 怖くて、反物に鋏を入れられないのです。「間違えたらどうしよう」「いや、きっと切り損じてしまう」「切ってしまったら、取り返しがつかない」などと、ネガティブの極み状態でした。見るにみかねた母に裁断をしてもらい、縫いはじめたら、今度は針が進まない。あるさまのように、長針に変えたら、なんとか大丈夫でした。
そんなこんなで、やっと単の着物を縫いあげましたが、それきりです。
今は、長襦袢を解体したり、付け帯を作ったり、と自己流でも、多少間違えてもいいと自分で思えることだけやっています。

あるさまの、和裁の進行状況のレポート楽しみにしています。

和裁

デコピカさん コメントありがとうございます!デコピカさんの日曜日のコメント(2018/02/04(20:54) は「縁の下の力持ち」のところにちゃんとアップされていますよ。コメントは数が多いと次ページに行かないと見れませんが、そのせいかな?フランス語のことも伺ってますよ〜!😊私の返信もご確認下さいね。小さい子を抱えて和裁をいつかという意気込みが素晴らしいです。

和裁

ふうちちくさん コメントありがとうございます。単4枚目とはすごいです。刺し子用の指抜きチェックしますね。ありがとうございます!

和裁

月うさぎさん コメントありがとうございます。そのような体験があったのですね。やわらか物の美しい反物に鋏を入れるのは、勇気がいるでしょうね。私はまだまだ先の話になりそうです。それでも一枚仕上げたことが大きな経験値になって今も役に立っているのだと思いますよ。

ファイト!

あるばとろす様
和裁のお部屋、いいなあ~.
やる気になりますねえ、。
私も指抜きうまく使えず四苦八苦です。
運針きれいですね。
私、まったくだめ。でもなぜかしらまだやめようとおもいません。
なにかきっとあら、これかな?ってうまく作動することを期待して、、。
物差しで一尺、5分とかの言葉だけでもうまごまご、、。
道ははるか遠い~。
でも頑張りましょう。ファイト!!

和裁

遊坊さん コメントありがとうございます。吉井先生の本はセンチで書いてあるのですよ。昭和39年に勇気があるな~と思います。大変だけどやめる気にならないのは、着物が好きで和裁も好きなのだとおもいますよ。一緒にがんばりましょうね。

No title

いよいよ本格的に始められますか?
私は今でも長針の方が縫い易いです。
自分では手が大きいからかな?と思っていますが
針持つと何となく気持ちが落ち着きますよね!
それで更年期乗り切りたいと思います(笑)

No title

わぁ、準備万端ですね♪
自分でお直しできると楽しいですよねi-179
裄直し、もし3cm以上出すのであれば袖幅も
全体に幅出ししたほうがいいですよ。
急激に斜めにすると肩のあたりの布目が歪んじゃうんですi-201

和裁

奈美枝さん 長針を使う人がいて嬉しいです。奈美枝さんはちょこちょこといろんなものを手作りしていいな~と思っています。針を持つと落ち着く!いつか、そうなりたいものです。v-290

No title

こんにちは♪

あるばとろすさんの
語学やお裁縫を学ぼうとする意欲♪
見習いたいです。
私はリサイクル品には
お金をかけたくないので
自己流でネットを見たりして
テキトーに(笑)直してますが、
着物が縫えるようになりたいです。



裄出し

香子さん 中学生から和裁をなさっている香子さんからの励まし、ありがとうございます。着物の成り立ちを知らないで裄直しをトライするのは無謀かなと思いなおし、とりあえず単をざく縫いして、着物がどうやってできているか知ることから始めることにしました。新しいことを知るのは楽しいです。またアドバイスお願いいたします。

和裁

桃ママさん コメントありがとうございます。着物は、着付けが難しいと思っている人が多いけれど、実はそんなに難しくないように、和裁もしきいが高いけれどやってみるとそうでもないかもしれません。(そんな期待を胸に猪突猛進で取り組んでおります。)なんでもできる桃ママさんだったら、和裁も大丈夫だと思いますよ。

御針箱

あっ! 不思議ちゃん1号の 御針箱と よく似てる 
そう思うと なんかうれしい (*^▽^*)
邪魔だから 捨てろと 言われてますが 
あるばとろすさんと おそろいなら 嬉しい 
自分で 使うように したいわ 
半襟つけでも 御針箱は 必要ですものね 
私も いつかあるばとろすさんみたいに なりたいわ 
がんばって 追いかけていきますね (*^▽^*)  

お針箱

木蓮さん ありがとうございます。お義母様も同じお針箱をもっていらしたのですか?古いものはいいですよね。処分しないでよかったです。でもまさか自分が使うとは思ってもいませんでした。きっと着物の着付けと同じで、和裁もある程度のところまではきっとみなさん自分で出来るんだと思いますよ。昔は女性はみんな自分で着物を縫っていたのですからね。木蓮さんもいつか時間ができたらお針を持つかもですよ。

和裁

ご自分で勉強して着物を縫うなんて凄い事です‼️
私は何年習っても一向に自分で縫う事ができません😅
最近では自分一人で着物を縫う事は諦めました😱😱😱
私の先生の運針の手さばきは見ていて神業のようで、たまにお手本に見せてくださるのですがあまりの凄さにため息しかでません。

自分で縫った着物は愛着がひとしおです、仕立て上りが楽しみですね。

1人で和裁

梨Rin さん コメントありがとうございます!中沢和裁はプロの和裁士の養成所なので、私のような自分の着物を直したいという生徒はたった3人です。和裁士を目指しているみなさんは、先生の指示のもと作業を進めていて、分からないところを先生に見てもらっています。私は月に2回でしかも2時間しかしないので、私も受け身でなく自分でとりあえずトライしてみて、分かんない!と思ったりところをまとめて先生に聞くということにしました。するとすごくよく分かるのです。寝巻きにしていい浴衣地なので、失敗は覚悟です。もうすでに襟の生地が足りません。このように、裁断する前の見積もりも大事だとわかったし、印つけもいろいろな方法があり、先生にやって見せていただくと頭に入ります。手先が器用な梨Rin さんなら絶対1人でできますよ。

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プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。外資系企業で秘書や通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。30年以上のバードウォッチャーです。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。コメント大歓迎です。コメント投稿欄のパスワードは後からご自分で削除する時に必要なもので、なんでもいいです。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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