和裁 縞の単衣


本を見ながら浴衣地で一枚単衣が縫えたので、今度は本番の綿の単衣を作っています。



家で本を見ながらひとりで作業をして、月に2回2時間だけ通う和裁所で先生にわからないところを教えていただいています。



あきれるくらいたくさん失敗します。そしてその失敗から多くを学べます。



まず、今回は、綿なので水通しをした方がよいと思って、自宅で水洗いし、軽く脱水して干しました。棹に大きくぐるぐるとかけて干したら、生地がゆがんでしまいました。



ストライプ柄だったので先生に見せたところ、こんなにゆがんでいるよと教えていただきました。綿はすごくのびやすいそうです。霧吹きをかけながら直していただきました。



絹はちゃんと湯のしにだすつもりですが、綿は自宅でと軽く考えていましたが、まっすぐ干すのが大事なのがわかりました。



前のトライアルで作った単衣では見積もりを失敗して、襟丈、共襟丈が取れませんでした。今回は先生に見積もりと印付けを手伝っていただきました。



背縫い、脇、袖付けの始末、衽が付いたところです。



hitoe migoro



この生地は古いので幅が35㎝(水通ししたら34㎝に)、長さも11m26㎝しかありません。最近の反物は幅37㎝, 長さは12m50㎝あります。何とか着れる着物を作るため、内あげなしで見積もってくださいました。



さすが先生、反物を広げ、さっさっさーと最低限必要な身丈、袖丈、衽丈(襟丈、共襟丈)を算出して、裁断してくださいました。そこにおおまかな印付けまでしてくださいました。最近分かってきたことですが、着物の仕立てはこの見積もりと、裁断と印付け(糸印)がとても大事で時間がかかります。私の印象ではこの作業が着物の仕立ての工程の4分の3を占めるように思います。(袷はまだ分かりません。)



hitoe se



裏表が同じ柄で分からないのでテープを貼っていますが、絹にはこれはできませんね。印つけをしたらいいのでしょうか?



袖も出来上がっています。



hitoe sode



あとは衿付けだけですが、今回は力布の付け方、バチ襟の付け方を先生に教えていただき縫ってみようと思います。



襟はバチ襟の方が格が下ですが、作るのはバチ襟の方が大変そうです。広襟は同じ幅ですが、バチ襟は幅が違うからです。



私をここまで導いてくれたこの本は本当に簡単に和裁を教えてくれています。松井扶江先生に感謝です。他の本をいろいろ見ましたが、ほとんど理解不能で、この本のよさがよく分かりました。



wasai 13 book 2 (2)



ただ、この本は単衣までで袷の仕立ては載っていません。高いですが、村林益子先生の「図説きものの仕立方」を買わないとかな~と思っています。




コメント

和裁

習う前に作ってしまうというパイオニアぶりに驚くばかりです。和服の構造がわかってこれからの和服の管理にも役に立ちますね。
和裁の本はもっと古いものかと思いましたが、DVDが付いているのでそれほど古いものではないのですね。

No title

すごいすごい、早い早い!
どんどんご興味が出て楽しい時期ならではですね♪
ワタシなど停滞気味で、昨日ようやく新居で針箱出しました(苦笑)
和裁所ごとにやり方というか独自のコツがあるので
本と先生の言うことが違ってることがありませんか?

テキスト

カンカンさん コメントありがとうございます。祖母達が使っていた吉井式の和裁の本もあるのですが、まだ私には難しいです。何枚か作っていろいろ分かってきたら頭に入っていくかもしれません。なんというのでしょうか、実際に生地を使って手順を踏むと、あ〜このことを本で言っているのかと初めて理解できるのです。本だけ読んでも活字が頭に入ってこないのです。😅

和裁所

香子さん コメントありがとうございます!和裁所には私のような初心者はほとんどいなくて、プロを目指しているベテランの方ばかりです。皆さんそれぞれ手を進めていて、質問があると先生のところへ行って見てもっらっています。私も分からないところだけ聞いているので、先生の着物の仕立て方をすべて教えていただいているわけではありません。 「本でここまで一人でやっているのはすごい」と先生にも激励されています!先生は見積りの時に襟丈と共襟丈に必要な寸法を計算して出しましたがどうして計算できたのか未だに謎です。

和裁

凄いチャレンジ精神ですね。
私は若い頃、少しだけですが洋裁をやっていて、木綿の布の場合、裁つ前に水通ししますが、3回くらいきちんと畳んで干しました。
ピッと広げて干すと、竿に掛かった部分だけ縮まず、やはり布が変形するからだそうです。
当然、乾くのに時間はかかります。
和裁の場合はどうするのでしょうね。

裁断と印付けにも痛い思い出があります。
母が亡くなって、着物類の処分の仕方が分からず、友人に手伝ってもらっていて、お礼に反物があったので持って帰ってもらいました。
確か解けないよう両端を糸で括っていた紬の反物でした。
ところが、友人が家でその反物を解いたところ、すでに裁つべき場所に鋏が少しだけ入っていたそうです。
はっきりとは分からないのですが、購入した段階で、店の人がサービスとして鋏を入れていたのではないかと思います。
(購入者が裁ち位置を考えずに済むように)
電話でそれを聞いて、直ぐに反物を捨てて下さいと言った覚えがあります。
友人は大柄な人で、私の母や祖母といった昔の人のサイズは無理ですので。
友人自身、和裁は多少できる人でしたが、鋏が入っていたことには驚いていました。
昔はそういうこともしたようです。


綿の生地の干し方

みどりさん コメントありがとうございます。この布は藍染のようで水につけたらだいぶ色が出ました。濡れた状態で重ねて干したら色が移るかもしれません。伸子張りはできないし、次回はどうしたらいいか悩みどころです。織り目まで気をつけて干さないといけないのですね。情報ありがとうございます。

No title

こんばんは♪
綿の干し方だけでも 混あに制約があるんですね 
ゆがむんですか 
じゃあ 綿の着物って 洗って 干してって ゆがむのでしょうか 
難しいですね 
違う 常識を おぼえていたみたいですわ
勉強になりました  

失敗は成功

あるばとろすさま
確かに最初に失敗すると、ちゃんと覚えますね。あるさまはいろんなことを学ぶノウハウをよくご存じだから、なんでも上達する速度が速いですね。袷もやるんですね。私は袷は放棄(笑)。出来上がりが楽しみです。

No title

素敵な縞柄♡お召しになったお姿を拝見する日が
楽しみです。私は群ようこさんの着物の本で、ご自分で縫われた着物(単衣)を纏っているお写真があって、猛烈に興味がわいたのでした。
あるばとろすさんの和裁、これからも注目しています。

水通し

木蓮さん コメントありがとうございます。もう仕立て上がっている綿の着物は、きちんと地のしをして作られているので大丈夫ですよ。10メートル以上の反物の布を水通しした場合は、まっすぐ干さないといけないということが分かりました。裁断するときに端を少し切って横糸を一本抜いてその線に沿って裁断しますが、私は裁断した後に歪みが分かりました。先生は裁断する前から織り目を見て、こんなに歪んでいるとおっしゃっていました。

着物を縫う

紫苑さん コメントありがとうございます。まだまだ始めたばかりで、知識も経験値もありませんが、これから気に入った反物を見つけたら、自分で縫うことができる!と思えるのはなんと楽しいことでしょう。自分が着る着物なら多少の失敗も笑えるので、気持ちもずっと楽です。新しい発見です。

きものが欲しい!

sogno さん コメントありがとうございます!私も群さんの本、大好きです。「きものが欲しい!」は爆笑しながら読みました。私が針を持つようになったのは、和裁、洋裁をちゃっちゃとこなすたくさんのブロ友さんのおかげです。急げば、数日、一週間で自分の着物が仕立て上がると知ったのは驚きです。単で縫い目もがたがたですけれどね。皆さんに感謝です。

No title

こんにちは♪
あるばとろすさん すごいです~
着物が仕立てられるなんて
私には夢みたいです(笑)
気に入った反物を自分で仕立てるのは
憧れます。
また、着姿を見せて下さいね♪

きもの

桃ママさん コメントありがとうございます!まだ綿だけですが、いつか紬や柔らかものもトライしたいと夢見ています。理解さえすれば誰でもできますよ。手順にいちいち理由があって、な〜るほどと感心することしきりです。

仕立て

反物は縫い戻せば一枚の布に戻る
洋服と違い全て直線裁断だからこそ
以前一枚の布かと思ったら裏で柄合わせして一反にしていたのを見たことがありました
キルトもそうですが布が貴重な時代の人々の気持ちを感じます
私は大塚末子先生の和裁の本をよく参考にしてチョコチョコ縫っていました
直線はミシン使ったり自由な感覚です
何より手を動かしているのが楽しい

きもの

ぜペットおばさん コメントありがとうございます。きものは直線で縫うので楽ですね。直線なのに襟かたあきを開けることで、肩ができることに感動しました。家の古いタンスに何十年も眠っていた反物を外にデビューさせられるので嬉しいです。大塚末子先生の本も見てみますね。ありがとうございます。

No title

あるばとろすさん、こんにちは☆

えェ~、すごい本と月二回の講習で着物を縫い上げる程に成ったんですかe-420
さすが あるばとろすさんv-237

私なんか、半襟付け代えるのがやっとよ~。
しかもYoutube見ながら(笑)

あるばとろすさんのチャレンジ精神、感服です。
私も あるばとろすさん精神を見習わなくては!

出来上がったらお写真見せてくださいネー♪

和裁

Rinzuさん コメントありがとうございます!着たい気持ち一心で針を進めるとどんどんできちゃうのです。運針もまだまだですが、昔の女性はこうして和裁を覚えたのだな〜とタイムスリップしています。

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プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。外資系企業で秘書や通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。30年以上のバードウォッチャーです。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。コメント大歓迎です。コメント投稿欄のパスワードは後からご自分で削除する時に必要なもので、なんでもいいです。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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