着物で星岡日本料理講習会-5月


5月は月末に講習会に行ってきました。



2018 5 hoshioka jiku



掛け軸は「薫風自南来」。「くんぷうみなみよりきたる」より「くんぷうじなんらい」と音読みするようです。今の季節にぴったりの禅語ですね。中国の禅僧がこの語を聞いて悟りをひらいたとのことです。



向付     いかの木の芽和え
椀      鯛そぼろ椀 
       卵とうふ入り
煮物     松皮豆腐 (博多蒸し) 
       アスパラあん
揚げもの   魚のこはく揚げ  
       大原木揚げ(おはらぎあげ)
和え物    辛子酢味噌和え 
       わけぎ こんにゃく
酢肴     魚の唐揚げ南蛮漬




2018 hoshioka menu



「いかの木の芽和え」はもんごういかを薄切りにして、いかそうめんのように細く切って、包丁でたたいた木の芽を和えたものです。ひと手間加えるだけでおしゃれになるものだな~と思いました。色がきれいでした。



2018 5 hoshioka ika



「鯛そぼろ椀」はすり鉢ですった鯛に酒と塩を加え、だしを少し加え火にかけそぼろにして、それにまただしをくわえて味をととのえ葛でとろみをつけます。(葛の方が片栗粉より具が沈まないとのこと。)塩ゆでの胡瓜と卵とうふが加えられています。これはおばあちゃんによろこばれるお椀とも思いました。



「松皮とうふ」の博多蒸しというのは、博多帯のように、材料の違うものを何段か重ねた蒸し物を言うそうです。焼豆腐を煮て(水分をとり)、2枚にそぎ、表面に片栗粉を塗り、そこに鶏そぼろをすったものを挟んで15分蒸すので、ちょっと手間です~。これに塩ゆでして薄切りにしたアスパラをくわえたあんをかけます。きれいでしたよ。



2018 5 hoshioka hakata



私は魚のてんぷらはきすぐらいしかしたことがなく、それも開いた形そのままで衣をつけて揚げていました。「魚のこはく揚げ」は3枚におろしたとび魚を使っていて、皮目に包丁をいれ、4-6センチで切り、切れ目をひろげるように楊枝でとめ、皮目に下粉をはけではたいておきます。それにてんぷら粉をつけて揚げます。美しくて、からっと揚がっておいしかったですよ。



2018 5 hoshioka kohaku 1



「大原木揚げ」の名前の由来は、京都の大原女が頭にのせる薪から来ているそうで、細く切った食材を海苔や昆布でたばねたものを言うそうです。名前がいいですね。今回は人参、ごぼう(反るのを防ぐためあらかじめ下茹でしています)、鶏ささみ、青唐です。野菜たっぷりとれて、めずらしい天ぷらで、楽しいお料理です。



2018 5 hoshioka oharagi



小鯵の南蛮漬けも姑が大好きだったのでよく作りましたが、うちではまるごと素揚げしただけでした。星岡では、普通の大きさの鯵の三枚おろしを一晩風にあてて干すといいとのことです。(干物の鯵や鯖を使ってもいいよとおっしゃっていました。) それを両褄折にして竹串でとめ、素揚げにします。熱いうちにつけ酢をかけるとよくしみるそうです。つけ酢:酢 大6、醤油 小2.5、砂糖 大1、塩 小0.2、だし 大 4 (鯵 4尾の場合)



2018 5 hoshioka nanban



この日の着物は、このあと「紬フェスティバル」に行く予定だったので、神楽坂の甚右衛門さんで見つけた琉球紬(米沢かも)を着ました。(甚右衛門さん閉店で残念です。)




2018 5 hoshioka kimono front


帯はきもの中川で買った紬の帯です。この赤の色と色とりどりの縞がお気に入りです。中川さんはもともと京都の帯やさんでしたが、現在は自由が丘で喜楽舎というコミュニティできものの勉強会や販売をなさっています。ここでは本物の着物、反物に触って勉強することが出来ます。ひとりで参加してもお友達がすぐできますよ。おすすめです。サイトはこちらです。竹橋の毎日文化センターでも講座を担当しています。



2018 5 hoshioka kimono back


コメント

No title

爽やかな紬ですね。この時季にぴったり!
帯も色々な色が織りだされていて華やかで大好きです。
このシリーズ?は掛け軸の言葉がまず楽しみなんです。
そしてメニューの名前も!(あ、もちろん作り方もですが)
季節感満載でいつも楽しませてもらっていますよ。

日本料理

sognoさん おはようございます!紬のきものと帯を褒めていただき、ありがとうございます。私もこの講習会を受けるようになり、禅語と出会うよろこびを感じています。お料理の名前もいい名前がたくさんです。日本料理の良さを見直しています。

No title

ホント、爽やかな色合いの紬ですね〜i-178
帯も後ろの表情が多色づかいでステキです。
なかなかこういう感じのないですよね。

香子さん コメントありがとうございます。そうなんです。赤い帯がほしくて探していたのですが、なかなかいいのがなかったです。これは一目で気に入りました。

薫風自南来

お茶のお稽古で掛けていた掛け軸と同じ言葉です。
毎回、違うお軸で簡単な説明を受けます。
お花の方も必ず説明を受けます。
星岡日本料理は茶懐石にも通じるお料理なのでしょうか。

着物も帯も、とても素敵です♡

No title

薫風自南来。
5月にぴったりの禅語ですね
今回のお料理もおいしそうです~♪
着物もステキ♡
このブルーは私も好きな色です。
帯も色々な色で織られていて素敵です♡
どんな色の着物にも合いそうですね♪

禅語

みどりさん コメントありがとうございます。星岡では、月釜や茶事教室、茶道教室も行なっています。日本料理講習会ではご亭主と会わないので軸や花の説明は受けていません。裏千家だそうです。月一回季節の禅語を知るのはとても楽しみです。
http://www.hoshigaoka-web.com/
http://www.hoshigaoka-web.com/

星岡

桃ママさん コメントありがとうございます。桃ママさんならお点前もご指導なさっているし、書も書かれるのでもっと深く楽しめることでしょう。私は自分では書けませんが、筆のタッチを間近で見てその意味を勉強するのは楽しい時間です。この教室は何十年も通っている方が何人もいらっしゃるので、そういう方とお話しするのも楽しいです。

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プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。外資系企業で秘書や通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。30年以上のバードウォッチャーです。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。コメント大歓迎です。コメント投稿欄のパスワードは後からご自分で削除する時に必要なもので、なんでもいいです。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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