万葉烏梅染 しぎや


昨日は、カンカンさんのご紹介で中井にあるお店、「万葉烏梅染(まんよううばいぞめ)しぎや」さんに伺いました。



高田馬場にほど近い、西武新宿線中井駅の妙正寺川沿いは、染物屋さんが集中していることでも有名です。毎年2月には「染の小道」というイベントがあり、川に色とりどりの反物(川のギャラリー)が掛けられるそうです。また商店街のあちこちに、いろいろな暖簾の作品が掛けられる(道のギャラリー)も見どころだそうです。新宿が日本3大染色産地の一つなんですね。



shigiya kawa
(しぎやさんのブログから写真をお借りしています。)


訪問の目的は、染め替えです。去年私がまだ着物の知識がほとんどない頃に、小売店で巻き巻きされて買ってしまったレースのちりよけが、出来上がってみると色が気に入らなかったのです。(贅沢?とも思いましたが、それで着なくなるのもくやしいのです。)それで、染め直しをして下さるところを探していて、こちらにたどりつきました。



ご店主がパワフルな方でした。



「こちらは染屋さんですか?」という質問に対して、いろいろお答えいただいたのを総合すると、着物のプロデューサー、企画者がぴったりのようです。色にとことんこだわっていらして、「あなたに合う和の色」、「あなたのお顔をより引き立たせる色」について話し始めたらもう止まりません。



ご店主が提案している365日の誕生日にちなんだ色を屏風に貼ったものを見せてくださいました。それぞれに美しい和名がついています。



byoubu 1


byobu 12



誕生花も提案なさっていて、これは8月の誕生花だそうです。



tanjobana.jpg



色で見せる着物を提案しているので、無地の着物に強いそうです。店内の箪笥には色とりどりの美しい反物があふれていました。



shigiya tansu



店名にもある「烏梅(うばい)」とは、梅の実を燻製にしたもので、漢方薬として、また紅の色を布に美しく染着させる為の媒染剤として利用されてきたそうです。現在でも、大変少ないそうですが、一部で紅花染めや、紅に使用されているそうです。



ubai.jpg



着物オートクチュールもなさっているそうです。お客様の好みや希望を取り入れて、 図案や配色、模様配置など一緒に考え、白生地からの後染め加工で誂えるそうです!まさしくプロデューサーですね。そこで使った文様はその人のみで登録し他の方は使えないそうです。究極の贅沢ですね。



猛暑の日でしたが、訪問中にスコールのような大雨がありましたが、私たちはご店主の楽しいお話を伺いながら、雨が止むのを待ちました。



ご店主とのツーショットです。お召しになられているお洋服のセンスがまたすばらしいですね。



sigiya tenshu



shigiya sutematsu
(なんと首に日焼けの跡があります!シュノーケルか、鳥見かどちらかですね。)


この日の着物は、小千谷縮の着物に帯屋捨松の荒紗の帯です。これで今年の夏着物が終わりました。


こちらがしぎやさんのサイトです。着物に対する愛情があふれていて、読んでいて楽しいサイトです。無料の色診断や、今回の私のように洗い、染み抜き、直しなどの「なんでも相談」もしてくださいます。


ちりよけの顛末はまたあらためてご報告しますね。


カンカンさん、暑い中ご案内くださり、ありがとうございました!

コメント

お疲れ様

暑い中、スコールもありお疲れ様でした。
雨には当たらなくてよかったです。
結果がいいといいですけど・・
いつもながらレポートがすばらしくて、私の不親切な
ブログとは大違いです。人に見せるということを
あまり考えていないので反省しています。

しぎやさんのお嬢さんも素敵な人です。今度どこかで
会えるといいですね。

着物

カンカンさん ありがとうございます。職人気質の方と話すのは楽しいですね。特にこちらのご店主は魅力的な方です。着物の伝統を踏まえながらどんどん自由に楽しもうという気概があります。

しぎやさん

近くだったので、一番最初に前結びで着付けを
習いたいところでしたが、まだフルタイムで仕事を
していた時代なので、職場の近くの銀座の呉服屋さんで
手近に着付けを習ったのがちょっとした間違いだったかも。
しぎやさんは和服の将来とかすごく考えていました。
商売づくめでないところがいいですよね。

星岡

昨日、星岡行って参りました。ブログで勝手にリンクさせて頂いてしまいました。すみません。
元々は、こちらでコメントされているカンカンさんのご紹介だったのですよね。この場をお借りし、お二方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
色々面白かったです。ご亭主が、なかなかエネルギーに満ちた方でした。

誕生日色

こんばんは♪
また素敵な着物関係のお店屋さんへ お出かけできましたね 
しぎやさんですか 
ふむふむ 色染め替えという手もあるんですね 
私も 嫁入りに ピンクの色無地
そのころ興味がなかったので 親が勝手に そろえてくれて 未だ1度も手も通さず 
ピンクじゃねー 
染め替え なるほど・・・
選択肢ができました ありがとうございます  

星岡

ポンキチさん コメントありがとうございます。星岡行ってきたのですね〜!カンカンさんもきっと喜んでいると思いますよ。着物は着るだけではつまらないので、着物を着てお料理を習ったり、講座を聞いたり文化的な何かができると嬉しいなと思っています。また何か面白いのがあったら、教えて下さりませね〜!🎶

染め替え

木蓮さん こんばんは〜!そうなんです。そういうオプションがあることを今回知りました。またこのご店主が色に対してとことんこだわる方で、しかもそれが楽しくてしょうがないという感じです。しぎやは奈良の信貴山から来ているそうですよ。

星岡

星岡としぎやの輪が広がってきましたね。
ブログってすごいですね。
アルバトロスさんの説明が魅力的だからだと
思います。
星岡の年中行事の講座にいらしたのですね。
料理と両方やっている方がいて面白いと話されて
お茶花も頼むと教えてくれるとかでちょっと参加してみたいと
心動かされた時もありました。
茶事も表だったら参加していたかもしれません。
あの空間の中に入るだけでも時間を超えて
素敵ですよね。

広がる

また素敵な出会いがあったのですね。
あるばとろすさんの世界がどんどん広がり羨ましい限りです。
染め替え、気に入ったお色になるといいですね。
小麦色に日焼けされ白の小千谷紬がお似合いですよ❗️
ふと思ったのですがあるばとろすさんは髪をブリーチして金髪にしているのですか?
あまりに自然で地毛のように見えますが?
こんなに金髪で着物の似合う方はあるばとろすさんぐらいです😁

染め替え

子供の頃、母や祖母が染め替えの話をしてました。
今ではエコなんだけど、お値段的には高くついて実質できません。
でもそんなお店がまだあったのですね。
烏梅、たまたまBSのテレビを観ていて、染屋さんが朱の色を染めるのに使っていました。
烏梅を作るところも観ましたが、とにかくそんなお店や製造所が少ないみたい。
染めた物は東大寺に納めていて、歴史とか文化を考えれば残っていてほしいです。

染め替え

みどりさん コメントありがとうございます。烏梅のことご存知だったのですね。私は初めて知りました。染め替えは昔はもっと日常だったはずですよね。それが今回体験できるかみてみようと思います。

ブロンドの髪

梨Rinさん うなじがこんなことになっているとは!日焼け止めは首もしないとダメなんですね。😆私は50代から白髪が増えて、生えてくる地毛はほとんど真っ白なんですよ。60になって、黒い髪で髪の根元が白くなるたびに黒く染めるのがほとほと嫌になりました。このまま白くという案もありましたが、白だと顔が寂しくなるので、ブロンドではどうだろうかと思い切ってしました。評判はとてもいいです。着物にも合います。ビートたけしや所さんのようにとか、本田圭佑のようにと言って吉祥寺の美容院でカットと一緒に染めています。1ヵ月半に一回で不経済ですが、ベリーショートは仕方ありません。襟足部分だけ黒髪の名残が出るのでそこだけブリーチして全体を染めますが、色を合わせるのが難しいです。自宅で染められたら簡単なんですがね。🙄

染め替え

私の祖母や母は着物の染め替えや仕立て直しをしてとことん布を使い尽くしていました。 それだけ染め替えも身近なものだったのでしょうね。
けれど最近私も若い頃の着物の染め替えを数件の呉服屋さんに打診しましたが何処も消極的なお返事ばかり。 仕上がりに自信が持てないとの事でした。
こちらのしぎやさんは頼もしそうですね😊
ちりよけのレポート楽しみにしてます。

中井は私の生まれ育った所のすぐ近くです。
妙正寺川も私が子供の頃はあまり綺麗な川ではなかったのですが今は染色のイベントが出来るくらい綺麗になって嬉しいです。

染め替え

yukam さん コメントありがとうございます。昔の本を読むと染め替えは日常でしたね。今しぎやさんに預けているので、どうなるか楽しみです。
中井が幼い日の思い出なんですね。ここはアニメの名作「時をかける少女」の舞台だそうで、この商店街!この踏切!と楽しく歩きました。

No title

しぎやさんは 奈良の 信貴山ですか

先日来 BSで 奈良の天平の文化は 色にあふれていたと

蘇る 天平の色 でしたかしら 
天然素材で いろんな色に染め上げてました

色にこだわりがあると聞くと 奈良ですか (*^▽^*)
青も 何十種類と 赤にも 何十種類と色の染がありました 
違うかもしれないですが 興味深いですね  

天平の色

木蓮さん こんばんは~!私もそのBSの番組見たと思います。天平人は現代人よりも色を楽しんでいたのかもしれませんね。

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プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。外資系企業で秘書や通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。30年以上のバードウォッチャーです。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。コメント大歓迎です。コメント投稿欄のパスワードは後からご自分で削除する時に必要なもので、なんでもいいです。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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