祖父の和食器 1 むぎわら飯椀 麻の葉うつわ

初めての星岡日本料理講習会で習ったことで、忘れられないことがあります。



ご飯の炊き方です。



何年、炊飯器でご飯を炊いていたでしょう。鍋でご飯を炊くなんて、無理無理と思っていました。



星岡の武田先生によると、ご飯は下準備をちゃんとやってれば、湧いて一度かき混ぜて強火で3分、吹きこぼれないような火で4分、蓋を開けて水分がなくなっていたら、一度強火にして鍋の底がパチパチというまで炊いて、火を止めて蒸らす。それだけだよ!とおっしゃいました。がーんと頭を殴られた感じでした。🙀えーっ、そんなに簡単なの!とびっくり仰天でした。



ホントは生姜を入れた生姜ご飯を作る予定でしたが、たまたま生姜が切れていたので、酒と出汁と醤油だけで、ご飯を炊きました!(ご飯が多めで蓋をしてしまったので、上がつぶれてる~!)



うまーっ!







おこげもあります。ご飯の一粒一粒が立っていて、出汁の味がほのかにして、とても美味しいご飯でした。



武田先生がおっしゃる下準備とは、お米を20分ほど水につけて、それをざるにあげ、最低1時間置きなさいということでした。たったこれだけです。こうするとご飯がべちゃべちゃにならないと。私にも、できました。これからご飯もの、楽しもうと思いました。



懐石料理などを家でお客様に出していた祖父は、うつわにもこだわりがありました。中でも、京焼の六兵衛窯は、お気に入りでした。








六兵衛窯のむぎわら茶碗です。







こちらは麻の葉柄のうつわです。大中小あるので、天ぷらとか刺身に使うのでしょうか。これは、中です。







料理は桃ママさんに教えていただいたゴーヤの酢の物です。ゴーヤを薄切りにして、生姜の千切りとミ◯カン味ぽんをかけて冷蔵庫に一晩置くだけです。ゴーヤを生で食べられるなんて、知りませんでした。シャリシャリして苦味がありgood です。







麻の葉柄のうつわの裏印は紫香に見えますが、窯元はよくわかりません。



つづく

ステキ展

sognoさんのブログで紹介されていた黒柳徹子さんとビーズ作家の田川啓二さんの「ステキ展」に行ってきました!







sogno さん、いつも面白いイベントご紹介下さり、ありがとうございます!^_^ sogno さんのブログはこちらです。



日本橋高島屋8階の催事場ですが、狭い場所にキラキラ華やかなものがぎっしり展示されていて、女性ばかりすごい人でした。



16日までなのであまり日がありませんが、是非行って見て下さい。田川さんの作品は、華やかなのですが、みな品があります。センスがいいのだなと思います。



徹子さんのコレクションの帽子、バッグ、ガラスのペーパーウェイトも綺麗です。何より目を引いたのは、徹子さんがお持ちの江戸時代の小袖、田川さんのおばあさまの絢爛豪華な着物や帯です。




数は限られていますが、貴重な展示です。展覧会のカタログが今回は作られていないのがとても残念です。




sognoさんお気に入りの総絞りに桜の刺繍、桜の帯も素晴らしかったです。下記のyoutube に一部が紹介されています。(著作権の関係でいずれ消されてしまうかもしれませんが)行かれる方は、これを見てから行った方がいいと思います。



私はこのビデオでも紹介されている、青い小袖に様々な鳥が美しく刺繍されている着物に、目が釘付けでした。それぞれの鳥の特徴がいい加減でなく、きちんと描かれていて、しかも生き生きしています。この展覧会は、この後、京都、大阪と巡回して行くそうですよ。



[徹子の部屋」youtube




この日の着物は、去年、馬喰横山の着物問屋の辻和さんのセールで初めて買った麻の葉柄の夏大島です。本場の大島ではありません。帯は今年辻和さんで見つけた帯屋捨松の荒紗の帯です。











夏着物、あと何回着れるかな~!

喪服

去年の秋から心臓と腎臓が悪くなり、入退院を繰り返していた姑が病院で亡くなりました。96歳でした。



舅が亡くなってからですから、私達家族が姑と一緒に暮らしたのは、晩年の11年ほどです。



当時、私もフルタイムで働いていて忙しく、子ども達も思春期でいろいろ大変でしたが、いつも美味しいごはんを作ってくれて、助けてもらいました。




姑はもと薬剤師で、聖路加国際病院で日野原先生と同期で働いていたというのが自慢でした。化学に強いはずの姑でしたが、どちらかというと自然療法や漢方が好きで、東城百合子さんの本などを一生懸命参考にしていました。薬の恐ろしさを知っていたからかもしれません。




私自身は家族全員がA型の家庭で育っていて、テレビもNHK中心で、冗談とかが少ない家庭でした。真面目であることが大切で、遊びがないというか息苦しさがありました。50歳で亡くなった弟が小さい頃から難病だったのが、家族に影を落としていたのも影響があると思います。



姑はB型で男勝りの性格で、晩年も踊るさんま御殿を見て、ゲラゲラ笑っていました。一緒に暮らしていて、その明るさにずいぶん救われました。私の主人もAB型でちょっと変わっていますが、私にはない明るさがあり、これまた救われています。(外国人は血液型なんて、てんで気にしませんので、私の思い込みかもしれません!😅)




お気に入りの姑の幼少期の写真です。姑は私が今影響を受けている、主人の祖父の娘にあたります。



sougi 2



花が大好きだったので、花がいっぱいの斎壇にしました。🌸🌻🌼山野草を求めてお友達とたくさん旅行していたので、感謝をこめて、そのスナップ写真も生い立ちの写真とともに展示しました。会葬者の方に大変喜んでもらえました。これからもあちらから家族を守ってくれる気がしています。



sougi 1



姑の逝去で、この数年間介護していた高齢者3人の家族の見送りが終わりました。(祖母83歳、母93歳、姑96歳)(祖母は後妻だったので若いです!)自分達もいい歳なので、誰がまたいつ倒れるか分かりませんが、元気なうちが花!いずれ皆あちら側へ行くので、動けるうちにしたいことをしようと改めて思いました。



普通の主婦で夏の喪服を持っている人がどれくらいいるだろうかと思いましたが、祖母は持っていました!五つ紋なので正喪服になると思います。着させていただきました。左右の紋のバランスを揃えたり、帯締めの房を不祝儀にしたり、普通の着物と違う感覚を経験しました。紋付を着るうえで注意することなどあったら、ぜひ教えてくださいね。


絽の薄物です。


sougi 3



帯の柄は秋の七草のようです。



sougi 4



黒の草履とバッグは、去年ネットオークションでたまたま見つけ、500円くらいで買っていたのですが、大変助かりました。



環境が変わりますが、前へまた一歩踏み出します。

着物で星岡日本料理講習会

ことの始まりは、この古いテキストでした。



hyousi koshukai



私が着物を着るきっかけになった祖母の遺品の中に、このテキストがありました。魯山人が腕をふるっていた赤坂の星岡茶寮の流れをくむ「星岡」(ほしがおか)の日本料理講習会です。魯山人の名は知っていましたし、料理を作るのも好きですが、日本料理を本格的にというのは、自分とは程遠いことと思っていて、よく見ていませんでした。



ところが先日片付けものをしていたら、またこれが出てきました。パラパラとめくってみると日本料理の基本がびっしりと書かれています。



hyousi tebiki


mokuji.jpg



書き込みを見ると昭和46 年(1971年)から3年間通ったようで、前のひもでとじてあるテキストには、毎月の献立が写真と解説で大切に取ってあります。祖父が食通だったので、家庭でもおいしい料理を作ってほしくて、祖母をこの講習会に通わせたのではと思いました。



今、この講習会はどうなっているのだろうとネットで調べたら、なんと!まだ今も続けられていると知りました。



こちらがそのサイトです。



さらにネットで検索を続けると、この講習会への参加を綴っているカンカンさんのブログを見つけました。なんと、この方はお着物も着る!ということも分かり、不躾にもいきなり連絡をとってみました。すると、ご丁寧なご返信があり、5日にも行くんですよと教えて下さいました。



急でしたが、これも何かのご縁と思い、行ってきました。阿佐ヶ谷の星岡!



hoshigaoka.jpg



星岡茶寮が解体してから、以前は中野で行われていたそうですが、現在は阿佐ヶ谷の大正時代の家で開かれています。会員になると、一月一回のレッスン料が試食込みで、月々7000円で受けられるようです。
時間になると、前方に調理台と講師の方がいるお部屋に通されます。生徒は狭いベンチのようなものに座り、真ん中にいる講師の調理をみながら説明を聞きます。生徒は料理を作りません。



講師は年配の方でしたが、とても気さくな方でした。もちろん私は主婦として料理歴は長いですが、本格的な日本料理となると、包丁、出汁、合わせ酢、調理の名称から、分からないことだらけでした。それで疑問に思うことをいちいち伺うと、丁寧に説明してくださいました。この講師の方が、料理しながらいろいろ説明してくれるのですが、たとえば長芋を料理していたら、長芋と大和芋の違い、今日の料理はこうだけど、他にこういうおいしい料理の仕方があるなどの話が非常に面白く、料理が好きな人だったら、たまらなく面白いと思いました。



2時間くらいでしょうか、先生の説明が終わると床の間のある和室で生徒の人数分用意したその日の献立をいただきます。



washitu.jpg



今日のお料理です。

前菜      素麺もどき (長芋を使います)
椀       ゆばとうふ 貝割菜 舞茸
焼物      鮎酒塩焼 みどり酢添え (食器とのバランスを考えて
鶏のささ身の燻製も添えて下さいました。)
煮物      柳川仕立 焼茄子
強肴      鶏もも肉南蛮漬
小鉢      干かますむしり
ご飯      生姜ご飯



ryori aug 5



どれも、とてもおいしいものでした。



丁寧に料理を作るとここまで違うのかと、目からうろこのような気持ちになりました。一言で言うと、おもてなしの心がこもっている料理でした。素材の提供の仕方にも遊び心がありました。
普段さっさと料理したい方で、台所でスマホ片手にCookpadを利用しながら速攻で料理している私でしたが、ここでしばらく勉強してみたいと思いました。



講習会の開かれる場所が、古い日本建築と聞いて、着物で行きました。



natuoshima 1



黒の夏大島で、青い縦じまが所々にあります。去年らくやさんのレンタル品放出でゲットしたものです。



natuoshima 2



帯は眠れなかった夜にネットを彷徨っていて、出会ってしまった小千谷縮の帯です。



この出会いを作って下さったカンカンさんとのツーショットです。(私は、裾を長めにしたせいで、和室を歩くたびに裾を踏んでいたので下前も上前も下がってしまいました!反省!)(カンカンさんは有松絞です!いい柄です。) カンカンさんのサイトはこちらです。いっぺんでファンになりました。



kankan.jpg



最後に、恥かしいから顔は勘弁!とおっしゃった講師の先生とのツーショットです。



hoshigaoka sensei



本当にぜいたくな充実した時間でした。



追記: 今回この講習会に惹かれたのには、もう一つの理由があります。実は祖父が遺した日本料理用の食器があり、それを普段にどう使っていいか困っていたのです。祖父はカナダの貿易会社の日本人支配人として敏腕をふるう傍ら、私生活では100パーセント和の文化を愛していました。能の謡や能管をたしなみ、家元とのおつきあいもあり、よく自宅に招いて料理をふるまっていたようです。祖母は幸流の小鼓の名取で二人でよく音あわせをして楽しんでいました。日本料理が少しできるようになったら、食器のカテゴリーを作って祖父の食器を紹介してゆこうと思います。

観音崎でフレンチ

観音崎灯台に初めて行ってきました。




todai.jpg
(かわいい灯台がエントランスでお出迎えです)






フランス人技師が来て指導して、1869年(明治2年)に日本で最初にできた灯台だそうです。(これは三代目の灯台で、最初のはレンガ造りだったそうです。)







この灯台は浦賀の突端にありますが、横浜の港に行くにも、東京湾に行くにも、どの船も必ずこの地図にある浦賀水道を通ります。黒船が来航して江戸幕府に開国を迫った場所でもありますね。



観音崎公園に座って、目の前の浦賀水道をゆく船を眺めるのも楽しいです。(LNGのタンカーです。ドラゴンが火を噴いています!)







こちら側は横浜。ランドマークタワーが見えます。







こちら側は千葉です。







行き交う船を眺めながら、美味しいフレンチをいただけるレストランを見つけました。サイトはこちらです。



観音崎京急ホテルのLe beau rivage ル・ボ・リバージュです。(美しい海岸)







ここは家族向けのバイキングで、にぎやかなレストラン浜木綿もありますが、ホテルのフロントの反対側の海側にせり出したところに、ガラス張りの静かなレストランがあります。



2800円のコースを頼みました。



オードブルが各種あって、食べ放題です。マリネやサーモン、ラタトゥイユ、奥にはサラダコーナーもあり、サラダ好きには大満足です。







ビーツの冷製スープ。美味しかったです。







メインは魚を注文したら、アイナメのポワレでした。オーブンで焼いていて、皮がパリパリで中がしっとりとしていて、バジルソースがかかっています。これはうちではできない料理です。







デザートはシフォンケーキにブラウニー、バニラビーンズのたくさん入ったアイスクリームです。







お料理が美味しくて、盛り付けも美しく、サービスも良かったです。東京ではとてもこの値段で食べれない、美味しいお料理でした。
目の前を行き交う船を眺めながら、お食事するのにオススメです。



ウェイターの方が、ここはタンカーだけでなく、飛鳥や世界の豪華客船も見れますよとおっしゃっていました。
プロフィール

あるばとろす

Author:あるばとろす
60代の東京の主婦です。2015年に祖母の着物を受け継ぎ、時々着ています。英語の通訳ガイドをしていました。現在フランス語を学習中です。(目標!仏検2級より上)30年以上のバードウォッチャーです。東京近郊、八ヶ岳南麓、三浦半島に出かけています。あるばとろすはアホウドリの英名、仏名です。お好きなカテゴリだけでもお読みいただければ幸いです。コメント大歓迎です。An English and French speaking Kimono lover who goes out often to watch wild birds. Your comments are welcome if you like my photos!

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